地図作成とレイアウトテクニック その2

レイアウトとは、英単語にすると「LAY」=「置く」という表現が使われているそうです。

その概念は、人間の日常生活の中で、道具が生まれ始めた頃などにまで遡り、『道具を人間同士で共有するには、どこに道具を「置く」べきであるか』、

『仕事を効率よく進めるにはどこに道具を「置く」べきであろうか』、

また『衣食住を快適に過ごす為には、広い大地の中でどこに住居を「置く」べきであろうか』

などと人間がその暮らしぶりを快適に過ごす為に、『意図的に物事を「置く」という発想』から、生まれた考えに起因しているようなのです。

なかなか奥深いものがありますよね。

そのような概念を踏まえると、「寝室のレイアウトを快適な寝心地になるように変えた。」だとか、「お店のレイアウトを変えたから集客率が上がったよ。」などと表現する中で、「レイアウト」の使い方が、意味深いものとして感じられませんか?

レイアウトの起源は、私たちのご先祖さまが、「どうのようにしたら、快適な暮らしを育めるのだろうか」という発想を考えたところから生み出されたものなのです。時代が変わるにつれ、レイアウトは、様々な事柄や物事にも応用されるようになってくるようなのですが、それらは、現代にもつながる国づくりなどにも使われていたようです。

皆さんは、首都や重要な国家建造物が、どのようにその配置場所を考えられたと思いますか?

その考え方もレイアウトによる、ものの捕らえ方、考え方がベースになっているのです。

地図作成などをしてみると、なぜココにこの建造物があるのだろう?ココには川が流れているから地域社会が孤立している、なぜココには橋がないのだろう?

などと気付きが出てくるはずです。

地図作成は、レイアウトを広角レンズで、万物を見渡しているような作業だと感じるようになりました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です