トータルステーションとGPS測量の相違点として、トータルステーションによる測量では天候の障害を受けにくいそうです。GPS測量の方は電波なので天候の影響はうけないそうです。また測点間の視通としてはトータルステーションは必要ですが、GPS測量は必要ではないそうです。作業時間はトータルステーションは昼間であることが必要だそうですが、GPS測量は24時間いつでも可能だそうです。
測点の環境としてはトータルステーションは光路屈折を起こす場所は利用できないそうです。GPS測量の方は電波障害を起こす場所では利用することはできないそうです。
トータルステーションの主要部というのは、望遠鏡及び望遠鏡を回転させる水平軸と鉛直軸、水平目盛盤と鉛直目盛盤、器械を水平に据えるための平盤気泡管と整準装置、器械の中心を測点に合わせる求心装置などから成っているそうです。
距離の測定の仕組みは、測定距離の一端にトータルステーションの本体を据えて、他の一方の端に反射プリズムを置いて、その本体から変調周波数の強い光が送信されて、もう一方の端の反射プリズムに反射して再度、その本体で受光された往復の光の位相差を計測して測定距離をデジタルで表示するものだそうです。これが従来の光波測距儀の機能部分となるそうです。
トータルステーション本体の側角機能部分というのは、お互いに直交する鉛直軸と水平軸との2軸構造となっているそうです。水平軸に高倍率の望遠鏡が取り付けられているそうです。
水平軸は鉛直軸回りに水平面内で自由に回転することができるそうです。
その各軸には、軸回りの回転量(度分秒単位の角度)を読み取ることができる目盛りが付けられているそうです。その角度数値がデジタルで表示できる仕組みになっているそうです。