日常生活に深く関わっている地図は、観測などにより得られたデータという情報の表現形態の一種であると再認識したうえで、見直してみるのも面白いでしょう。
データは一般的に定量データと定性データとに分類できると言われており、そのうちの定量データに基づいて作図しようとした場合考えなくてはいけないことがいくつかあります。
例えば、得られたデータの特質、その区分方法(分級化といいます)、どのような記号を使って具現化していくかという記号化、そしてそれら特徴のうちどのようなところを強調したほうがより読み手に分かりやすく情報が伝わるかという最適な作図法などです。
この目的で通常使用される作図法としては、定性図と等値線図が挙げられます。